高校1年の夏休みに初めて読んで結構な衝撃を受けて、大学時代に再読した時も(夏目漱石論という今でもあるのかな、あの講義)非常に深い内容だ、と感じたものですが。。。。
30代になって、特に今のこの不景気(あまり実感はないのですが)に読み返してみると、やっぱ人間仕事しないと駄目だなぁ、という思いが一番の感想です。
もっと苦しい思いしている人間はたくさんいるだろうし、その人たちは毎日生活のために仕事だってしなきゃならないし、家庭を持ってればなおさらで、そんな人たちからすれば「先生」の苦悩なんて「うるせえ!こっちはそんなことで悩んでる暇はねえんだよ! 生活のことで精一杯だし、 だいたい自分が死んだら家族はどうすんだ!」て感じでしょう。
というわけで私の中での「先生」の評価は10代、20代の頃の「苦悩の人」から「ただの駄目人間」に変わりました。
ほんと、どうでもいい、、って感じでした。。。
本は一度読んでも5年後10年後に再び読んだ時に、また違った受け止め方をしたりするのが非常に楽しいところです。。。
シャーロックホームズは未だに面白い!けど。。。
タイトルこゝろ (角川文庫)
著者/監督/Artist夏目 漱石
価格, 出版¥ 340 角川書店
評価★★

2009-04-23

【出版社/著者からの内容紹介】
仕事にもつかず、奥さんとひっそり暮らしている「先生」。「自分は寂しい人間だ」「恋は罪悪だ」…。言葉の背景は謎のまま、私は先生の元をたびたび訪れるようになるが…。見開きで内容がすぐにわかるあらすじつき。